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精密音響測深機 TDM9000 タマヤ計測システム |
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<精密音響測深機 TDM9000の特長> |
超音波を発射後、ただちに連続してA/D変換を行い、メモリに収録した後でサーマルヘッドに分配して記録させてから、内蔵コンピュータ処理により、高精度の深度情報が得られます。 |
音波の伝搬損出である拡散損出は、音波の強さが音源からの距離の2乗に反比例して小さくなる損失で、この影響を除くため従来は補正装置としてTVG方式をハードで組んでいましたが、精密音響測深機TDM9000は内蔵コンピュータにより各深度において定量的に行われます。 |
海水中の音波の伝搬速度は水温、塩分などの影響を受けて変化し、季節、場所により速度が変化するだけでなく、海中の各深度ごとに速度が変化します。この様な音波の伝搬速度の変化に対応して記録ペン速度が変わる記録装置がないため、一般に伝搬速度を一定値とみなして処理しています。 |
精密音響測深機 TDM9000は、バーチェック時に設定深度の音速補正値を登録しておけば、その値で補正を行います。 |
測深器の送受信波器により形成される音波の指向角は円錐状に広がる特性をもちますが、通常行われている海底面測深の場合、得られたデータは広がった指向角領域の中のある点の深度を示すことになるので、測定値は測深方向に対する鉛直面内での位置誤差を持つことになります。受信信号を飽和しないように感度調整を行った上で、受信パルス信号の中から指向角の中央軸方向の信号が抽出できれば、指向角は広くても精度は低下しないものと考えられます。 |
精密音響測深機 TDM9000は、中央軸に近いものほど受信レベルが高くなることを利用して、受信レベルのピーク値を測量データとして採用しました。その結果、図Aのような法面の測定の場合、一般に行われているスレショルド検出法では超音波指向角内の一番浅い所P1を深度値Vp1としますが、ピーク検出法ではピーク点P2を深度値Vp2とするので指向角のほぼ中心点を測定することになり、誤差が小さくなるため、指向角がシャープ化したとみなすことができます。 |
<精密音響測深機 TDM9000の測定項目> |
測深測定・測深計測 |
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精密音響測深機 TDM9000A タマヤ計測システム |
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<精密音響測深機 TDM9000Aの特長> |
精密音響測深機 TDM9000Aは、深度情報の記録方式とデジタル処理機構に多くの特徴をもつ、先進の小型精密音響測深機です。 |
記録部には、サーマルヘッド記録部と感熱記録紙の組み合わせによる静止機構を採用。このためペン駆動用モーターを必要とせず、重量・容積・消費電力は、格段に軽減されています。またヘッドは常に安定静止しているので、同期外れの心配もありません。 |
データ処理に関しては、内臓のマイコン制御により記録の収録・分配・メモリ等に高精度化を実現し、濁りの発生時に頻発した精度不良・測定不能をも解消しました。 |
インターフェースRS-232Cを装備し、水深情報を外部に出力、および外部パソコン等からのマーク指令も可能になっています。 |
<精密音響測深機 TDM9000Aの測定項目> |
測深測定・測深計測 |
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データコレクタ TDC9 タマヤ計測システム |
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<データコレクタ TDC9の特長> |
データコレクタ TDC9は、手のひらにのるハンディサイズと防滴・防塵の耐候構造により、精密音響測深機TDM9000Aの計測データを船上でも正確に効率よく収集します。 |
データコレクタ TDC9は本体RAMで約2万測点、PCカード(4MB)を使用すれば約20万測点もの大容量データを蓄積することができます。また、測定インターバル1〜99秒まで設定できる連続モードを備えています。 |
データコレクタ TDC9は、収集データの確認、保管、携帯に便利でデータの保持性に優れ、精密音響測深機TDM9000Aと理想的な観測システムを構成するデータコレクタです。 |
<データコレクタ TDC9の測定項目> |
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